白糠酪恵舎のこだわり

Local Culture
深化し提案するチーズ工房 白糠酪恵舎
酪農王国北海道に乳製品を食べる文化が根付いていないことに気づいた私たちは、地元に郷土料理と言われるチーズ料理を生み出したいと思いました。搾りたての生乳という恵みをいかし、本当に質の高いチーズを作る事が酪農家の誇りになり、それを食べる町の人の喜びになると考えています。知識と経験を積み重ね、チーズ作りにひたすら向き合い続けることで、日本人にしか作れない圧倒的に美味しいチーズができると信じて日々研鑽しています。チーズを作るだけでなく、どのような料理にしたら美味しくなるかをスタッフみんなが研究し、新しい楽しみを提案しています。
Milk
乳を大切にし、生乳本位でチーズを作ります
乳は本来、お母さんのおっぱいから直接飲むもので、冷却したり、加温したり攪拌したりするものではありません。また、チーズ製造において乳中に酸素が増えたり、乳脂肪の膜が破けたりすると品質に悪い影響が出ます。私たちはできるだけ搾ったままの状態を保てるように、酸素を入れず、脂肪を傷めないようにします。自分たちで牧場から生乳を工房に運び、出来るだけ振動させないように注意を払います。工房内への受け入れもポンプを使わず、落差を利用して自然に流れるようにバットに乳を入れ、殺菌・冷却も可能な限り乳にストレスを与えないように作ります。今日の乳に寄り添ってその日できる最高のチーズを作ります。それがミルク感のある優しいチーズを作る上で最も重要なことです。
Italian cheese
食材として最も魅力のあるイタリアチーズをベースに作ります
私たちのチーズのベースはイタリアのチーズです。同じチーズでもイタリア、フランス、オランダでは日本の味噌、韓国のコチュジャン、台湾の豆板醬くらいの違いがあります。イタリアのチーズはミルクの風味をより感じるチーズ、食材として最も魅力的なチーズです。
私たちはイタリアに行ったり、イタリア人を日本に呼んだりして、技術を習得しました。イタリアチーズには共通の基本的な理念があります。そこから外れないように思いつきのアレンジなどはせず日々繰り返しの中で技術を高めています。
Cooking
料理に使うことで「美味しさ」や「楽しさ」を感じるチーズを作ります
イタリアタイプのチーズは料理に使うことで可能性が広がります。複雑な味や強い風味はワインには向きますが、料理に使うと喧嘩してしまいます。私たちのチーズは様々な食材に寄り添ってその食材の良さを引き出します。また料理ごとにチーズを使い分けることで新しい「美味しさ」や「楽しさ」に出会うことができます。私たち自身も新しいチーズ料理を提案できるよう日々チーズ料理を研究しています。

チーズに関わるすべてを愛する工房を目指します

北海道白糠町の雄大な自然の中で牛が草を食み、酪農家が乳を搾る。それを私たちがチーズにして、シェフやお母さんのもとに運びます。そして美味しいチーズ料理となって幸せな食卓が囲まれ、最後にあなたが「美味しい」と食べることでチーズ作りは完結します。
私たちは「愛する」ということは「活かす」ことだと考えています。酪恵舎のチーズに関わる全ての人たちの喜びが大きくなるように、みんなの努力が無駄にならぬように。ともに栄えていくことが私たちの理想であり、願いです。
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